2016年活動報告

●ピンクリボンキャンペーン in AKITA 2016

11月6日 ピンクリボンキャンペーン in AKITA 2016が秋田市拠点センターALVEにて開催されました。当日は冬の寒さも近づく中、多くの方が会場に足をはこんでくださいました。

ステージイベントでは美容ジャーナリストの山崎多賀子さんをお迎えし特別講演「キレイは生きる力になる!」をお話いただきました。
山崎さんはご自身が乳がん体験者ということで、自身の乳がんの経験を通じて社会とつながる上で外見をキレイにすることの意味、実際のメイクでどのようなことをポイントにするとイキイキと元気に見えるか、自分のみではなく周囲からキレイになったと言われることでますますキレイになること、身近な人が乳がんになったらの接し方、乳がんは特別なことではないこと、乳がんに隠れることなく生きられる社会への希望 等をお話され、たくさんの方が熱心に聞き入っていました。

乳がんになったことで、なんで自分だけ、、と塞ぎがちになり、病気の治療に専念することで自分の身なりは後回しになりがちですが、ほんの少しメイクで錯覚を起こすことで顔色を元気にし心も元気になるというお話は大変興味深いものでした。病気になっても本人が元気になることで家族や周囲の人も元気になり、社会全体が元気になることを願います。

山崎さんには講演が終了したあともフロアで来場者に実際にメイクしていただきました。最初表情がこわばっていた方もメイクされるにつれだんだん笑顔になりみなさんとても良い表情で帰られたのが印象的でした。

ステージイベントでは他にも教育講演として市立秋田総合病院栄養管理士の伽羅谷千加子さんからがんと栄養のお話としてがんにならないために心がけること、秋田大学医学部附属病院 寺田かおり医師から乳がんについてのお話をいただきました。とてもためになるお話で勉強になりました。

音楽イベントとしてたいよう幼稚園・ベビー園・年長組のみなさんによるとてもかわいい鼓笛隊演奏、秋田大学教育文化学部附属中学校合唱部のみなさんによる息のあったすばらしい歌声の合唱や秋田市立山王中学校吹奏楽部による迫力あるステージパフォーマンスがありました。

フロアイベントとして無料マンモグラフィ検診がありました。当日の申し込みもたくさんあり実際マンモグラフィを受けていただくことで自分の乳房に気を向けるきっかけになっていただければ幸いです。
今年からオリジナルのピンクリボンバッジの販売を始めました。これはピンクリボンキャンペーンオリジナルのバッジでここでしか買えないものになります。かわいらしいデザインでたくさんの方にご購入いただきました。ありがとうございました。売上金はピンクリボンキャンペーンの活動資金として運用して参りたいと思います。
ピンクリボンスイーツはピンクリボンをあしらったドーナツとサブレであり、例年通り完売しました。
自己触診体験コーナーでは実際にしこりの硬さや触診の仕方を体験していただきました。
他にも医師・看護師・薬剤師による医療相談コーナー、放射線技師や臨床検査技師による実際の検査の説明やクイズ、企業ブースによるパンフレット配布や画像展示、ハンドマッサージ・ネイルコーナーなど盛りだくさんの内容でした。
乳がんについての知識が少しでも身についてくれて自分の身体に関心をもっていただければ幸いです。

乳がんは例年増加しており、とても人ごとではありません。自分が乳がんになったら、、とは考えたくないですが、いつ誰がなってもおかしくはありません。ピンクリボンキャンペーンは年1回のイベントですが、自分の身体に関心を持つきっかけにしていただき乳がんで悲しむ人が一人でも少なくなることを願うばかりです。また、乳がんになっても悲嘆せず自分が自分らしく生きられる社会になりますように、このキャンペーンがそのヒントを得るものになってくれれば幸いです。


他県のピンクリボン活動のご紹介

2016年キャンペーンのステージイベントでは、初の試みとして他県のピンクリボン活動のスライドショーを上映いたしました。当ホームページでもご紹介させていただくことになりましたのでぜひご覧ください。

リンクはこちらです。
http://www.akita-pinkribbon.org/content/activityreport/activityreport2016/2016slideshow