2012年活動報告

●ピンクリボンキャンペーン in AKITA 2012

県民の皆様に乳がんに対する知識を広めることと、乳がんの早期発見を啓発することを目的として始めたピンクリボンキャンペーン in AKITAですが、今回5回目の開催となりました。毎年秋に行なっているイベントで、今年は平成24年10月7日、例年通り秋田市拠点センターアルヴェにて開催いたしました。

今年は会場を1階きらめき広場と2階の多目的ホールに分けてイベントを行ないました。まず、1階のきらめき広場ではステージイベントとして地元のゴスペルグループThe Power Praiseさんによるゴスペルの演奏と、雄鹿賢哉さんによるエレクトーン演奏が行なわれました。昨年に引き続き会場全体が魅了されるすばらしいステージで来場された方々も皆さん大変喜んでおられました。

ピンクリボン・スイーツ

ピンクリボン・スイーツ

同じくきらめき広場内にて乳房触診モデルによる自己触診法を体験していただいたり、各社企業のブース展示やパネル展示を行い乳がんについて学んでいただく機会といたしました。例年にも増して大盛況で「勉強になった」「家に帰って自分でも自己触診してみる」等の声が聞かれました。

また今回初の企画としてピンクリボンスイーツ販売を行ないました。これは市内の菓子店とコラボしピンクリボンをあしらったケーキや焼き菓子を来場者の方に購入していただくことでより広くピンクリボンを広げることを目的としています。完成度がとても高くあっという間に完売となってしまいました。また次年度も企画したいと思います。

映画「ご縁玉」

映画「ご縁玉」

2階のフロアでは無料の映画上映が行なわれました。長編ドキュメンタリー「ご縁玉 パリから大分へ」は大分県に住む元養護教諭である山ちゃんこと山田泉さんとパリのチェリストであるエリック-マリア・クテュリエの交流を描いた映画でした。山ちゃんは乳がんを患っているのですが、1枚の五円玉が縁で引きよせられた2人とその周囲の温かい人々は観ている人の心を打ち、とても感動する作品でした。残念ながら2階への来場者は少なめでしたが多くの人に観ていただきたい作品でした。また機会がありましたら上映したいと思います。

今回は朗読劇「100万回生きたねこ」の読み聞かせもありました。乳がんとは直接の関係はありませんが命の大切さを考える機会にしてほしいと考えられた企画です。明徳図書館読み聞かせ、朗読ボランティアの杉山洋子さんに朗読していただきました。有名な作品ではありますが、改めて読み聞かせを通して作品に触れることにより、子供にも大人にとっても自分の命や周りの人たちを大切にしていこうとそれぞれ考える機会になったのではないかと思います。

また、例年通りの教育講演として「自己触診のすすめ」と「乳がん体験者から」という2題の講演がありました。

平成25年は場所をイオンモール秋田1Fセントラルコートに移しての開催を考えております。益々多くの方にご来場いただき、乳がんについて学んでいただく機会としておりますので、お時間のある方は是非足を運んでみてください。

秋田県ピンクリボン実行委員会 伊藤亜樹